旅行に行ったら、いろいろな名所や行きたい場所を巡って美味しいものを食べる♪
というのが一般的かと思いますが、映画館も立派な行きたい場所の一つになると思うのです。
旅行先で映画を見よう。という発想はありませんでしたが、まさにその時、その場所でしか出会えない映画もあります。
そんな映画に出会える場所のひとつがミニシアターです。
ということで、最近「東寺」の近くに移転オープンしたミニシアター「京都みなみ会館」へ行ってきたのでご紹介です ^ ^
ミニシアターはこんな映画館
ミニシアターは、客席数が約200以下の文字どおり「小さな映画館」です。
大手製作会社の映画だけでなく、世界各国の映画や、ドキュメンタリー映画、新人監督の映画、映画館で見れるとは思ってもいなかった昔の映画など、各映画館によるセンスやこだわりで企画されます。
なので、思いがけない喜びや、心がほっこりしたり、色々考えるきっかけや、気づきになる映画の上映が多いと思います。
京都みなみ会館について
「京都みなみ会館」は、1963年12月の創業以来、多種多様な映画やゴジラなどの特撮映画、俳優の初主演映画、監督のルーキー時代の映画やオールナイトイベント他、監督やプロデューサーを招いてのトークイベントなども行っている映画館です。すごいですね!
写真は、舞台挨拶などで来館した監督や出演俳優がサインをしていた「旧・京都みなみ会館」の扉です。この扉は新しい映画館の「スクリーン1」の入口に移設されています ^ ^
2019年8月移転オープン
「京都みなみ会館」は、建物の老朽化により2018年の3月に一旦閉館しましたが、今年、待望の移転オープンをしました♪
移転場所は「旧・京都みなみ会館」前の九条通を挟んだ斜め向かい側になります。
移転先がすぐ目の前なので、ファンの方も嬉しいですね ^ ^
新劇場は、銀行跡地をリノベーションした、おされな建物です。
写真は1階のトイレです。レンガの壁のような外観おもしろいですね!
リノベーションて良いですよね〜。0→1じゃないので大変だと思いますが、その分いろいろなアイデアが生み出されるので出来上がりを見るのが楽しくてほほ〜ぅ♪です ^ ^
スクリーンの数が3つに増えました!
「旧・京都みなみ会館」は、154席の大型スクリーン1つのみでしたが、新しくなった劇場ではスクリーン数が3つに増えました。「京都みなみ会館」独自のこだわりある企画やイベントにますます期待ですね ^ ^
1階「スクリーン1」35mmフィルムの上映も健在!
1階の「スクリーン1」の座席数は126席。コンセプトは「旧・みなみ会館の劇場内を再現する!」ということで、床、壁、緞帳(どんちょう)の色、旧館での古い椅子などの再現、さらに旧作を上映する35mmフィルムの映写機も引き続き常設されています。
現在はデジタル映像が主流なので、フィルム上映を見る機会はあまり無いと思いますが、昔ながらのフィルム上映には、独特の質感である粒子の粗さや雰囲気があります。
現在、フィルム映画を上映している映画館は主にミニシアター系ですが、その数は全国的にみても減っているそうです。「京都みなみ会館」では、そんな貴重な映画も見ることができます♪
35mmフィルムとは
当初、映画のフィルムの幅は8mm、16mm、35mm、70mmなど沢山ありましたが、1909年に国際規格として35mmのサイズが認定され、映画の撮影では35mmフィルムが主流になりました。
2階「スクリーン2」「スクリーン3」
2階には、54席の「スクリーン2」と30席の「スクリーン3」があります。少し休めるカウンター席もありました。
2階へは、エレベーターもあるので、足腰の弱い方や、車椅子の方も安心です。
フランス「キネット社」の座り心地の良い椅子
写真は、20年前に「旧・みなみ会館」に設置された古い椅子の型を、有名な「キネット社」によって再現されたものです。朱赤の色と金文字の刺繍で、なんだか高級感ありますね!
長時間座りっぱなしの映画館では、座り心地の良い椅子は大事ですよね。座ってみると、座面が丘のように盛り上がっていて、程よい弾力が良い感じです♪
椅子の背には、荷物を掛けれるフックや傘立てもちゃんと付いてます。
QUINETTE GALLAY RENAISSANCE (キネット・ギャレイ・ルネッサンス)
1947年に公共家具メーカーとしてフランスで設立されました。その高い技術力とデザイン性によってパリの「オペラ座」や、ヨーロッパ他、各国の劇場にも採用さています。
2014年に日本の「コトブキシーティンググループ」の一員となり「キネット・ギャレイ」から「キネット・ギャレイ・ルネッサンス」になりました。
ブランケットの貸し出しあります!
最近はブランケットの貸し出しを取りやめる映画館が増えてきているようですが「京都みなみ会館」では借りることができます!
映画館は冷えるので、とてもありがたいです♪
上映時間には遅れないように!
シネコンで映画をよく見ている方にあるあるなのが、上映時間に間に合わなかった場合でも最初にある宣伝や予告編が長いので、数分は大丈夫。という安心感ではないでしょうか?
ですが、ミニシアターの場合は宣伝や予告編が少ないのですぐに本編の上映が始まりますのでお早めに!
チケットはWeb購入&座席の指定も!
チケットは「京都みなみ会館」のホームページで1週間前から購入できます。しかも座席まで指定できるんです!
ミニシアターのチケットは、当日に映画館での販売と自由席が一般的と思うので、Webで座席を指定して購入できるってもしかして画期的なのではないでしょうか!?
チケットの発券も簡単
予約チケットの発券はとっても簡単です!
チケット発券タブレットの棚の下に置いてあるバーコード読み取り機で、発券用のバーコードをスキャンするだけです。
会員になると、映画がいつでも1,000円!
2回以上見に行く方は「会員登録」がおすすめです。
「京都みなみ会館」の会員特典がなかなかに凄いのでご紹介です。
- 鑑賞料金がいつでも1,000円!(これは嬉しいですね♪)
- 1回鑑賞ごとに10ポイント!(100ポイントで1回無料)
- 入会特典として、200ポイント付!
- 火曜日・オールナイト上映はポイント2倍!
- 会員期間中は、ポイントの有効期限無し!
- 会員更新が遅れても、半年間は猶予がある!
- 更新ごとに200ポイント貰える!
いかがでしょうか。凄いと思いませんか?
入会費は3,000円ですが、入会したその日から映画を2本無料で観れるので、金額以上のお返しですね♪
こだわりのホットドック&ポップコーン!
「京都みなみ会館」の敷地内には、フードトラック「TRUCK POCHER(トラックポシェ)」があります。
「TRUCK POCHER」の一押しは、プリプリ&ジューシーなソーセージがのったホットドック!
パンは、プレッツエル生地なので、パリっとした外側は持って食べる時に潰れすぎず、中はふわふわで食べやすかったです。うまうま ^ ^
出来上がりには5分ほどかかるので、シアター内へ持って入る方はお早めに!
メニューは、他にもトルティーヤ、ポップコーン、コーヒー、ソフトドリンクなどがあります。
自分でカスタマイズ!ホットドック&ポップコーン
ホットドックには、ピクルス・チリソース・ケチャップ・マスタード・ガーリックチップなど、自分の好きな量をかけれます。おいしそうに盛るのは思ったよりも難しかった 笑
そして、あっさり塩味のポップコーンには、5種類の味(3種のチーズ味・タコス味・レモンペッパー味・のり塩味・塩キャラメル味)から選んで好きにアレンジできます♪
どれも美味しそう ^ ^
なんと近くにお店もあります Cafe POCHER〜カフェポシェ〜
「京都みなみ会館」の近くにはお店もありますよ。
お店の方では、ホットドックプレート、ケーキ、こだわりのコーヒー、もこもこソフトクリームもあります。
映画を見た後、こちらでゆっくりお話しタイムも良いですね ^ ^
〒601-8422
京都府京都市南区西九条針小路町89-1
TEL:075-634-9892
OPEN:10:00~21:00(LO 20:30)
席:10席
定休日:無休
Cafe PoCHER
京都みなみ会館へのアクセス
「京都みなみ会館」は京都駅「八条口」側にあります。京都駅からは「近鉄」電車で約2分、徒歩でも約15分とすぐに行けますよ ^ ^
近鉄で行く場合
近鉄のりばへは「京都タワー」側からは伊勢丹2階前の「南北自由通路」から、「八条口」側からは「都シティ 近鉄京都駅」ホテルエントランス前にある近鉄上り口から行けます。
「東寺」駅で下車し、西へ向かって徒歩1〜2分で到着です。
徒歩で行く場合
「京都タワー側」から「八条口」側への通り抜けは、京都駅2階の「南北自由通路」と「地下連絡通路」の2通路のみです。
- 2階から行く
途中にある階段を下りて右側に曲がると「近鉄のりば」があるので、改札の横から1階へ下り、そのまま飲食街を直進します。 - 地下から行く
「地下改札」にある通路を通って、途中にある階段を上に登って「マクドナルド」の前の飲食街を直進します。
飲食街を通った方が、ギリギリまで涼しい場所を通れます ^ ^
道に出たら西に向って、大きな交差点を「南」に下り「九条通」で西に曲がると、数分で到着です。
※「九条通」は、横断歩道ではなく陸橋なので、どこか手前の横断歩道で早めに渡っておくとラクです。
いかがでしたでしょうか。
旅行は体験ですが、映画もまた体験と思います。
もしも、これ見たい!と思う映画を見つけてしまったなら、ぜひ見に行ってみてください。
せっかく京都に来たのだから映画を見るのは時間がもったいない。と思うかもしれませんが、きっと見に行って良かったと思えると思うのです ^ ^
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