【京都】2月は「節分祭めぐり」で厄除け!この日だけの特別授与品も♪

イベント

京都で暮らすまでは、節分といえば、家族で恵方巻を食べて、豆まき♪

で終了でしたが、京都では節分にお祭りがあるよ ^ ^
と教えてもらったので調べてみると、2月2日〜4日にかけて多くの神社やお寺で「節分のお祭り」が開催されることがわかりました。

色々調べて気になったお祭りを巡ってみましたのでご紹介です ^ ^

お祭りの呼び方は、神社は「節分祭」、お寺は「節分会(え)」になります。

【法住寺】舞妓さんの豆まき!おぜんざい&甘酒ふるまい

三十三間堂の横にある「法住寺」は、平安時代の989年(永祚(えいそ)元年)に藤原為光によって創立され、後白河上皇が住んでいたお寺です。
「法住寺」の「節分会」は、節分の催しの他に舞妓さんによる杵つき餅のまるめや、「おぜんざい」、「甘酒」のふるまいがあります。

舞妓さんも応援 ^ ^ 餅つき大会

舞妓さんも応援 ^ ^ 餅つき大会

餅つき大会は、石臼と杵を使った本格的な杵つき餅で、一般の方も参加できます。お祭りに参加できるとは、福のおすそ分けみたいで良いですね♪

餅つきのすぐ側には、お餅をまるめる為に舞妓さんが座っていて、応援してくれます ^ ^

おいしい「おぜんざい」と「甘酒」

おいしい「おぜんざい」と「甘酒」

「おぜんさい」には、舞妓さんが丸めてくれたお餅が入っています。

一口目は、さらさらで味が薄いなと思いましたが、後でじわりと美味しくなってきました。べたつく甘さではなく、満足のいく甘みです。お味噌汁でいうところの「お出汁」的な隠し味があるのでしょうか?美味しかったです ^ ^

甘酒

「甘酒」もさらさらでしたが、米麹の粒が沢山入っていました。そしてやっぱり市販のものとは違う旨さで、こちらも美味しかったです ^ ^

舞妓さん

ふるまいテントには、お餅丸めを終えた舞妓さんもやって来ました。ニコニコで写真撮影にも応じてくれていました。

裃(かみしも)を着たおじいさんもニコニコ顔でやって来て、「おぜんざいたべる〜?」と聞くと、舞妓さんが嬉しそうに「おぜんざいたべとおす〜」と、控えの間に案内してもらってました。

ほのぼのです ^ ^

お餅丸めお疲れ様でした ^ ^

最近は、舞妓さんへのマナーを守る為に花街での撮影禁止など規制が厳しくなっています。花街を歩いている舞妓さんはだいだい仕事へ向かっているところだそうなので、邪魔しないようにしましょう。祭事やイベントでの撮影は今の所は問題ないようです。

鬼法楽&豆まき

鬼法楽&豆まき

次の「節分祭」へ出発する前に本殿でお参りをしていると、山伏さんが入って来ました。

外に出ようにも入口には鬼がいたので、横に避けていると山伏さんのお経が始まりました。「般若心経」です。こんなに近くでお経が聴けるとは!横で一緒にお参りさせてもらいました ^ ^

鬼法楽&豆まき

お経が終わると、鬼を追い出す儀式が始まりました。「トン・トン」という太鼓の音に合わせたゆっくりした動きで、腰の低いなんだかかわいい鬼でした。

その後いよいよ豆まきです!豆まきは舞妓さんも一緒です ^ ^

境内では山伏さんやお坊さんが福豆をまいてくれます。第1弾と2弾があって、皆んなにわたるように沢山まいてくれたので、私も一つとれました♪

いつのまにかコートのポケットにも入っていたので、フードやポケット付きの上着をきていると思いがけず嬉しいことあるかもですね ^ ^

舞妓さんは本殿の前にいるので、舞妓さんから福豆が欲しい方は本殿の近くにいると良いと思います。

法住寺の節分会予定表

参考に過去の予定表を乗せておきます。

2月3日
10時頃 甘酒のお供養(行事終了まで)
11時  お寺近辺のお店の厄払い
12時半 餅つき、舞妓さんによる小餅まるめ
13時半 鬼法楽、豆まき
14時  星まつり採燈大護摩供
15時  天狗加持による笹酒の振る舞い
法住寺
〒605-0941
京都府京都市東山区三十三間堂廻り655
TEL:075-561-4137
拝観時間 午前9時〜午後4時半
拝観料:500円
トイレ:有
※車椅子対応トイレ無し、車椅子・補助犬同行一部可(要事前連絡)
法住寺

「法住寺」は、小さい境内なので混んで見えますが、観光客よりも地元の方が見にきている印象でなんだか居心地良い空間でした。舞妓さんが来るのは「八坂神社」だけと思っていたので、行って良かったです。また行きたい「節分会」でした ^ ^

【八坂神社】舞妓さんの舞奉納&豆まき!はずれ無しクジつき福豆

八坂神社

写真は本殿です。「節分祭」バージョンで、大きな「矢」が2本ありました。

「八坂神社」の豆まきは、2月2日・3日の二日間あります。

「舞妓さん」の回や「雅楽会」の回、「祇園太鼓・獅子舞太鼓」の回、「祇園・四条商店街」の回などがあるので、どの回に参加したいかを事前に八坂神社のホームページで確認が必要です。

場所取りはお早めに

八坂神社豆まき

写真は13時の「舞妓さん」の回です。始まる少し前に到着したところ、もう人でいっぱいでした。

近寄れません、、。これの半分くらいと思っていたので甘かったです。

「舞の奉納」や「豆まき」が行われる「舞殿(ぶでん)」は境内の真ん中にあるので四方から見れるのですが、正面はどこかご存知でしょうか?

私はそれを知らずに人が少なめの場所にいたので、始まってから舞妓さんの後ろ姿を見る。ということになってしまいました。

やっぱり正面から見たいので「舞殿」の正面、「本殿」のある北側に移動すると「本殿」の前は参拝用に空けた通路しか空いていない状態でした。

「舞の奉納」を見る機会はなかなか無いので、見れて良かったです。皆さんもぜひお楽しみに ^ ^

八坂神社の豆まき

「舞の奉納」の後、豆まきが始まりましたが皆さん手を上げるのでよく見れません。

ということで、近くで舞妓さんに会ったり福豆が欲しい方は、始まる1時間前には「舞殿」の前で場所とりをしておいた方が良いと思います。押されてケガをしないように気をつけましょう。

福豆よりも、豆まきの写真をばっちり撮影したい方は、同じく早めに行って場所取りをしておく事をおすすめします。本殿の横に撮影者の為の場所が確保されていました。踏み台は必須です。

空くじなしの「くじ付き福豆」もあります

くじ付き福豆

「福豆」をもらえなくても、境内にくじつきの「福豆」授与があります。空くじ無しなので買ってみたら、おまんじゅうが当たりました ^ ^
2日・3日とも実施されていますが、引き換え時間「午前10時~午後5時」内でお早めに ^ ^

八坂神社の節分祭予定表

参考に過去の予定表を乗せておきます。

2日(節分祭前日)
午後  1時 先斗町歌舞会 舞踊奉納、芸妓舞妓・年男・年女による豆撒き。
午後  2時 弥栄雅楽会 舞楽奉納後豆撒き。
午後  3時 宮川町歌舞会 舞踊奉納、芸妓舞妓・年男・年女による豆撒き。
午後  4時 祇園・四条の両参道商店街による豆撒き。
3日(節分祭当日)
午前11時 今様奉納、今様奉納者による豆撒き。
午後  1時 祇園甲部歌舞会 舞踊奉納、芸妓舞妓・年男・年女による豆撒き。
午後  2時 祇園太鼓・祇園獅子舞 太鼓・獅子舞奉納、奉納者による豆撒き。
午後  3時 祇園東歌舞会 舞踊奉納、芸妓舞妓・年男・年女による豆撒き。
午後  4時 祇園・四条の両参道商店街による豆撒き。
京都には五花街と呼ばれる「上七軒」「祗園甲部」「祗園東」「先斗町」「宮川町」の花街がり、それぞれに舞妓さんや芸妓さんがいます。
八坂神社
〒605-0073
京都府京都市東山区祇園町北側625
TEL:075-561-6155
拝観時間 午前9時〜午後5時
トイレ:有
八坂神社

【平安神宮】平安時代の儀式を細かく再現!鬼祓い

平安神宮 大儺之儀

平安神宮では、平安時代に宮中で行われていた鬼はらいの行事「大儺之儀(だいなのぎ)」が行われます。

斎場には、けがれを防ぐために四方の角に「忌竹(いみたけ)」が立てられ、四方を守る神獣に因んだ布が垂らされています。北東に青(青龍)・南東に赤(朱雀)・南西に白(白狐)・北西に黒又は紫(玄武)です。

儀式は15分程で、黄金の目が4つある仮面をかぶった「方相氏」や「陰陽師」「上卿」、かわいい「童」などが登場します。

最初に「陰陽師」が祭文を読み上げ、「方相氏」が鉾と盾を打ち鳴らして「鬼やら〜う」と3回言います。その後「上卿」が桃の弓で「葦矢」を北東と北西に向かって射り、邪気のお祓いをします。

最後に「殿上人」が東西南北に威勢よく桃の杖を振り下ろします。

方相氏(ほうそうし)…4つの目には、人間には見えない悪しき心を見抜く意味があるといわれています。

上卿(しょうけい)…平安時代以降に朝廷の行事や会議などに執行の責任者として列席者の中から首席の公家が選ばれました。

殿上人(てんじょうびと)…平安時代以降、天皇の日常生活の場「清涼殿」の「殿上間(てんじょうのま)」に昇ることを許された者です。

葦矢(あしや)…葦の茎で作った矢で、桃の弓につがえて鬼を射るのに使いました。

大儺之儀(だいなのぎ)

昭和49年に、平安時代に宮中で行われていた鬼はらいの行事「追儺式(ついなしき)」を時代考証をして細部まで復元されました。平安当時の「追儺式」の作法・祭典・衣裳にいたるまで忠実に再現されています。

人が多くて遠くからしか見れませんでしたが、そんな時におすすめの場所が、正面の「応天門(おうてんもん)」前です。

この時の「応天門」の正面入口は立入禁になっているのですが、ここに並んで儀式を見ている人達がいたので、少し不思議に思っていたところ、後で謎が解けました。

なんと、斎場での儀式の後「応天門」でもお祓いの儀式が行われるのでした。

「方相氏」や「上卿」や「童」が正面の門にズラリと並び、鬼祓いが行われました。

門の前で見ていた人達はこれを知っていたのですね〜 ^ ^

平安神宮の節分祭予定表

参考に過去の予定表を乗せておきます。

12時~ 奉納狂言
13時~ 節分祭
14時~ 大儺之儀
15時~ 豆まき行事引き続き大火焚神事
終  日 甘酒接待(なくなり次第終了)

八阪神社から平安神宮へ行く場合

「八坂神社」から「平安神宮」へは、「八坂神社」の東側にある「円山公園」を北へ抜けると、「平安神宮」へ繋がる「神宮道」に繋がり、徒歩約10分でき、途中には「知恩院」や「青蓮院門跡」、食事処やカフェ、お土屋さんもあります。

平安神宮
〒606-8341
京都市左京区岡崎西天王町97
TEL:075-761-0221
拝観時間 午前6時〜午後5時30分(お守り・御朱印は午前7時30分〜)
神苑拝覧時間 午前8時30分〜午後5時
トイレ:有(車椅子対応・神苑内にはありません)
平安神宮

【須賀神社】節分のみ!縁結びのお守り「懸想文」

懸想文売り

写真は平安時代の「水干(すいかん)」という装束に「烏帽子(えぼし)」をかぶった「懸想文売り」で、2月2日・3日の2日間のみ現れて「懸想文」という縁結びのお守りを授与しています。

手に持っているのが「懸想文」ですが、中身は「恋文」なんです ^ ^

ご利益は、良縁・縁談・商売繁盛で、こっそりタンスなどの引き出しにいれておくと容姿が美しくなり、衣服が増えて、さらに良縁に恵まれるということで、当時の街の女性達に「あらたかなもの」と人気だったそうです ^ ^

明治維新の後にはこの風習はなくなりましたが、縁結びで有名な須賀神社が、この時期だけ再現しています。

懸想文売り(けそうぶみうり)

懸想文売りは、お正月の始めに江戸時代の京を賑わせた風物詩です。徳川家康が定めた「公家諸法度」により生活が困窮した貴族が、お金に困って覆面で素性を隠してお小遣い稼ぎに恋文を書いて売り歩いたといわれています。
梅の枝に文をくくりつけていたところまで再現されています。

禁中並公家諸法度(きんちゅうならびにくげしょはっと)
「公家諸法度」ともいい、江戸時代の朝廷や公家の行動を規制するため、公家の地位を確定し、朝廷に対して武家の権威を確率した基本法です。「武家諸法度」とは違い、幕末まで改定されることはありませんでした。
※禁中とは天皇を指し、途中から加わりました。

武家諸法度(ぶけしょはっと)
徳川家康により、諸大名の統制のために制定した基本法です。城の修理制限や無届婚姻の禁止、参勤交代の具体的な方法などついて定められていました。さらに度々改定され、将軍の代替りごとに発布されました。

須賀神社の節分祭予定表

参考に過去の予定表を乗せておきます。

2月2日
午前9時 懸想文売り(終日)
午後3時 追儺招福豆まき
2月3日
午前9時 懸想文売り(終日)
「須賀神社」の近くには「聖護院門跡」や「西尾八ッ橋本店」があって、それぞれ「ふるまい」をしていました ^ ^
西天王 須賀神社
〒606-8323
京都市左京区聖護院円頓美町1
TEL:075-771-1178
拝観時間 午前9時~午後5時

【日向大神宮】京都のお伊勢さんで天の岩戸くぐり

日向大神宮

「日向大神宮」は「京都のお伊勢さん」とよばれ、「伊勢神宮」と同じように「外宮」「内宮」があり、昔は東海道の旅の安全祈願や、伊勢神宮の代参として多くの方に参拝されてきました。

「日向大神宮」の内宮には、伊勢神宮と同じ「天照大御神」が祀られています。
少し離れた場所にある山の上には「伊勢神宮遥拝所」があり、鳥居から伊勢神宮に向かってお参りができます。

天岩戸くぐり

「日向大神宮」には、開運厄除けの神「天の岩戸くぐり」があり、立春の一年の始めとして前日である節分の日に「天の岩戸」をくぐり抜けると、この一年の罪や穢れが祓い清められ、厄を落とし、福を招く。という「ぬけ参り」の風習があります。

この「ぬけ参り」は、終日くぐり抜けることができます。

諸祈願成就祈祷

午後4時からは、境内で「諸祈願成就祈祷」で「献火神事」古札の焼納が行われます。

「諸祈願成就祈祷」の後、豆まきはありませんでしたが、参加者に「福豆」が配られました ^ ^

日向大神宮の節分祭予定表

参考に過去の予定表を乗せておきます。

2月3日
終   日 ぬけ参り
午後4時 諸祈願成就祈祷

「日向大神宮」は「京都一周トレイル」の「東山コース」の一部になっていて、「南禅寺」からは約40分、最寄の地下鉄「蹴上駅」からは徒歩で約15分です。けっこうな登り坂なので、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。

日向大神宮
〒607-8491
京都市山科区日ノ岡一切経谷町29
TEL:075-761-6639
拝観時間:自由
社務所受付:午前9時〜午後5時
トイレ:有
日向大神宮

節分祭巡りに用意しておくと良いもの

小銭(お賽銭や、ふるまいの志、バスの運賃に必要です。)

オペラグラス(舞や儀式を見に行く方はあると良いと思います。)

エコバック(お祭りを渡り歩く場合、増えた荷物をまとめるのにあると便利です。)

ホッカイロ(バスで移動する場合、バス停で待つのは思いのほか寒いです。)

ウエットティッシュ(ふるまい甘酒やおぜんざいの器がベタつくことがあります。)

御朱印帳(節分の時だけの御朱印もあります。集めている方はお忘れなく。)

いかがでしたでしょうか。

京都市内には神社やお寺が沢山あるので、観光しながら色んな「節分祭」を巡ることができます。

「京都御所」の四方の鬼門を護る「吉田神社」「壬生寺」「北野天満宮」「八坂神社」をお参りする「四方参り」という風習もありまよ ^ ^

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